KSEN通信第14号(2011/10/3)

KSEN通信第14号 便りのないのは良い便り....

2011年10月3日

浅野 令子

 

 随分長くKSEN通信を出していませんでした。5周年記念報告書作成を終え、しばし休息。KSEN通信を出していませんでしたが、運営委員はそれぞれの活動を積み重ねています。

 

 まずは、かいつまんで幾人かのご報告をしたいと思います。

 

 

1.十人十色の活動

〇川本卓史

 長年の京都住まいから今年3月東京へと本拠地は移しましたが、宇治の総合計画づくりの中心的人物として活躍するとともに、京都文教大学では夏季集中講座やゼミで生徒に熱きソーシャルビジネスへの思いを語っています。また、大学の講義とは別に京都や東京でソーシャルビジネスに関する講演を行っています。KSEN最年長でありながら、「燃える男」として京都と東京の2拠点居住。

 

濃厚なブログは必見です。

http://d.hatena.ne.jp/ksen/

 

 東日本の復興はすなわち日本の復興であるとの信念から、KSENメンバーが震災や災害復興に向けて取り組んでいる活動に関してぜひ一度報告会を開催しようと動き、10月15日(土)16時から18時に東山いきいき市民活動センターにて活動報告会を開催する運びとなりました。参加ご希望の方は川本卓史までご連絡よろしくお願いします。takashik@star.ocn.ne.jp

 

〇植木力

 日本のソーシャルビジネスの第一線で活躍している方々で運営されている一般社団法人 ソーシャルビジネス・ネットワークの常務理事に昨年9月就任し、今年4月には一般社団法人京都ソーシヤルビジネス・ネットワーク(KSBN)を立ち上げ、京都からソーシャルビジネスの風を起こすべく奮闘しています。

 

★植木からのメッセージ

■著書『小さな企業のソーシャルビジネス』の出版が決まりました。KSEN会長の川本さんと、ソーシャルビジネスのテーマで本を書きたいと話し合っていました。3月11日東日本大震災の悲劇から、その想いが加速していました。そこに、京都市から連絡が入り、11月11日(金)京都市勧業館みやこメッセ「ソーシャルビジネス・フォーラム」が開催されることになりました。

 出版日(お尻)を11月11日に確定させて、準備に入り、KSENメンバーの加藤さんにも協力して頂き、京都のソーシャルビジネス事例紹介のための取材など行いました。多くの方々のご支援を頂き、目標の日に出版できる運びになりました。

『小さな企業のソーシャルビジネス』~京都発ソーシャル行き~

著者:植木力・川本卓史 出版:文理閣 価格:1,500円(税込)

ISBN978-4-89259-664-3

 

■出版記念のイベント

 11月11日の「ソーシャルビジネス・フォーラム」は、13時からの開催ですが、その会場をお借りしてイベントを企画中です。オール1が並ぶ、11年11月11日11時からを予定しています。詳細がきまりましたら、皆様にご連絡させて頂きます。

■ソーシャルビジネス町家塾

 今年の4月、一般社団法人京都ソーシャルビジネス・ネットワークを設立しました。

京都でソーシャルビジネスの取組を促進、支援することをしたい。そんな想いを京都府から支援を頂き、活動を開始しています。まずは、ソーシャルビジネス町家塾を11月から3月まで、土曜日の午後の10回コース。

詳細などは、http://www.kyoto-sbn.com/index.php

(近日、公開予定)

 

 

〇田中美貴子

宇治市槇島にカフェをオープンします。

槇島地域拠点事業(宇治市槇島町十一173-1 サンジェルマン1F)

地域の課題は地域で解決する。それは、子どもの放課後の居場所であったり、高齢者の立ち寄り場所であったり。ご飯の用意が困難な家庭では、お惣菜を求める事が出来たり、誰が栽培したかが気になる人には、顔の見える生産者の野菜を売ったり。それで、子どもも連れて、にこにこ楽しいランチが出来たら、一気に幸せになれる。そんな場所。それが、この場所です。ぜひおでかけを!

10月2日(日)・3日(月)10時~17時の間、事前打ち合わせ。

11月25日(金)カフェのオープン。

26日(土)ミニコンサートの予定。

 宇治市槇島の活性化への思いは熱く、NPO法人まきしま絆の会と一般社団法人マキシマネットワークの設立を支援し、槇島地区の住みよい環境づくりにまい進しています。地域交流の拠点をつくり、みんなの居場所と緩やかな雇用の創出を目指しており、11月25日の親子カフェを中心としたレストランのオープンに向け、大忙しの日々を送っています。

 

 

〇藤野正弘

http://www.saigai-v.com/センターの紹介/

2011年3月13日、京都市災害ボランティアセンターと京都府災害ボランティアセンターが共同で「京都災害ボランティア支援センター」を設置し、センター長として重責を担い震災地や台風等による被害地へのボランティア支援を行っています。山男として山があればそれに挑戦し、社会課題の山があければ、それにモーアタック。その姿はまさにミドルエイジのお点本です。

 

 

〇加藤和子

 ICTアドバイザー・プランナー、文筆業など多面的な活動をしており、2010年4月に京都女性起業家協議会(WECK)を女性起業家有志とともに設立し、今日はどこの空の下と、フットワーク軽く活動しています。彼女ならではの視点で世相を見つめる『加藤わこ三度笠書簡』で活動の詳細をじっくりご覧ください。

http://sandgasa.exblog.jp

 

 

 

〇牧野宏美

大阪の機械メーカにて、国内営業で工場への省エネ提案をしています。ここ1、2年でお客様の意識にも大きな変化、省エネの追い風を強く実感しています。「ポンプで省エネ」を通じ、貢献できればと思っています。

プライベートでは、地域プロデューサ養成塾のおうみ未来塾11期生として活動中です。

http://onc.shiga-saku.net/c23609.html

滋賀県野洲市の里山に関わり、子ども達がワクワクできるイベントを地域の方と企画や里山と湖の人を繋ぐ企画をしています。地域の方とのコミュニケーションを増やしたいという思いや、民、官、学生と、背景の違う老若男女メンバーでの合意形成の難しさを実感し、学んでいます。

 

 

〇伊藤知之

大阪の食品流通業者に勤務中。毎日京都から1時間電車に揺られて通勤しています。食品の企画開発、輸入の業務をしています。海外出張も頻繁にあり、世界の人々や生活に触れ、視野が広がってきました。KSEN的なこととしては、食品流通業ということでフードバンク活動をしているNPOと協力して、寄付付き商品の企画を行いました。

 

 

〇加川裕介

 1年間の勤め人生活も9月末で一区切り。初めて大きな企業内で勤務しましたが、組織運営などで参考になることも多く、有意義な時間を過ごすことができました。福利厚生やオフィス環境の面で、中小零細企業との格差を体感しましたが、個々人の事情や想いには関係なく辞令一枚ですぐさま海外を含むあちこちに異動しなくてはいけない厳しさも。

 様々な職場で経験してきたことを、どう活かしていくか、私のこれからの課題です。

 

 

2.かんさい元気人リレートーク

今年は大学と共催しての企画をふたつ実施しました。

 

〇4月9日

MPI京都・KSEN特別企画

『「中東の窓」から~外向きの目で世界を見てみよう~元外交官・野口雅昭氏に聞く』

 元外交官であり、最近ではブログ「中東の窓」の執筆者として注目を集めておられる野口雅昭さんをお迎えし、京都大学学生有志によるMPI京都、京都ソーシャルアントレプレナーネットワーク(KSEN)で共催して特別講演会および座談会を開催いたしました。ドミノ式で次々に政変が起こっています。野口さんのお話を聞き、政権交代の意味が分かりました。

「全ての権力は腐敗する。絶対的な権力は絶対に腐敗する。」(アクトン卿)野口さんの講義での印象に残った言葉です。

KSENでの活動報告ページはありませんが、以下のブログで4月9日の活動報告を個々人がしていますので、ご参照ください。

http://asanoya.exblog.jp/13350797/

http://d.hatena.ne.jp/ksen/20110412

 

 

〇6月16日 

 同志社大学総合政策科学研究科・KSEN合同企画

『BOPビジネス最前線に関わる渡辺氏に聞く BOPビジネスと日本企業の可能性と盲点とは?』

 BOPビジネス最前線に関わる渡辺さんに世界のBOPビジネスの現状と日本企業の可能性や盲点などに関してお話いただきました。教室が学生さんやBOPに関心の或る社会人で溢れんばかりとなり、今年はBOP元年の言われるのを裏付ける結果となりました。活動報告はこちらのURLをご覧下さい。

http://www.ksen.biz/modules/news/article.php?storyid=39

 

 

〇八ヶ岳合宿 台風のため中止

 誠に残念ながらKSEN後半の活動や今後の方向性に関して合宿で話し合おうとしていたのですが、甚大な台風被害は全国に及び、中止となりました。毎年楽しみにしていたのですが、残念でした。

 

 

〇9月11日「ちこり村」視察

「ちこり村」は岐阜県中津川にあります。野菜中心の農家てづくりの家庭料理で、高級野菜ちこりを使った料理も豊富。70種類以上の料理が味わえ、遠くから客が来て、盛況であることから、今回の視察となりました。参加者はKSENメンバーの植木と田中、そして11月26日レストランをオープンさせる関係者計9名が参加。(株)サラダコスモが運営しており、その代表が(株)ギアリンクス(社名の由来は、ギ=岐阜県、ア=アルゼンチン、 リンクス=連携で岐阜県とアルゼンチンが手をつなげるという意味)を平成12年に設立、岐阜県の食糧需給を目指し、ソーシャルビジネスとして注目されています。

高齢者就労支援と地域活性化に貢献している「ちこり村」は視察参加者の大いに刺激になったようです。

 

 まだまだ続きそうですが、今回はここまで。これからの動きなどはおってWebで発信していきます。メルマガも怠らず出していきますので、これはと思う企画にご参加いただければ、幸いです。

 

 今回のメールマガジンを書いている私浅野令子は今年4月から公益財団法人びわ湖ホールの新設部広報マーケティング部の部長として、地域と共生する劇場としてのびわ湖ホールの広報活動(public relations)や地域活性化に向けた取り組みを始めました。市民活動・NPO支援から芸術文化事業型NPOへと移り、これまで以上に地域が元気になる取り組みを展開していきたいと思っています。

 

 長々となりましたが、KSENとしては上記のような様々な動きを応援し、併せて個々人がそれぞれ持っている夢を独自に進めていく方向でゆるやかなネットワークのつなぎ手として、活動していく方向で動いています。

 

 大変な年だからこそ、みんなで力と元気を出していく年でありたいと願っております。今後ともご支援のほどお願い申しあげます。

 

5周年活動報告書(ダウンロードでご覧頂けます)